正直な不動産屋

不動産業界は体質改善が必要だと感じる事が多くなりました。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、売主・買主、貸主・借主が喜んで新しい土地、家、アパートに出会うことができ、そこにお手伝いとして不動産業者が存在する。

そして、ここで一番重要なことが、他の業者を含めて全てに誠実であるということです。
そんなこと当たり前だし、業者としての最低基準じゃないかという声もあるかもしれません。
しかしながら、現実はそうではないのです。

私も長い間、団体の中で組織の一部として働いていましたので、本音と建前、ルールと現実は実際に違うことは多々あることは不本意ながら承知しているつもりです。
しかしながら、誰かが不幸になるなら話は別です。

先日、こんな出来事がありました。
ある不動産屋(仮称:A商事)とのやりとりです。
A商事が管理している4部屋の賃貸物件を案内していいか電話しました。

弊社 :「まだ、こちらの物件はご紹介可能でしょうか。」
A商事:「この間、案内したお客さんが入居申込を今日返事する予定なのでまた明後日電話ください。」と返事。
~~~~明後日~~~~~~
弊社 :「先日の物件案内の件で電話しました。申込状況に変わりありましたでしょうか?」
A商事:「え~っと、今日申込がある予定なんですけど・・・」
弊社 :「4部屋のうちのどの部屋ですか?」
A商事:「え~っと、どれだったけな?また、確認してお電話します。」

数日、経っても連絡はもちろん来ない。
なぜなら、そんな申込みはないからです。

申込があったと弊社に連絡すると、広告をストップしなければならないですし、
申込がないと弊社に連絡すると、A商事の利益が減ってしまうからそれもしません。
そう、気づかれたかもしれませんが、A商事は自社の利益しか考えていません。

貸主 :早く入居させて賃料を得たいのに、妨害される。
借主 :物件を内覧して、契約したいのにA商事以外では契約させてもらえない。
弊社 :お客様を物件に案内できない。
A商事:他社にお客をとられなくて済む。契約が結ばれなくてもダメージはない。

これが、未だに一部の不動産業者の間に存在する「囲い込み」です。

もしかしたら、弊社がこうした情報を発信することで、その一部と同じ業者から冷遇されることもあるかもしれません。
しかし、そのような悪い不動産屋には負けたくありません。
同じ業界の良い不動産屋が仕事がしにくくなるからです。
そもそも囲い込みをしているので、他の不動産屋と協力なんてするつもりは無いと思いますし。

愚痴のような記事になってしまいましたが、貸主・借主・不動産屋が三方良しの商売ができるように頑張っていきたいと思うのと同時に、もしその様なトラブルに巻き込まれた方がいれば喜んでお手伝いします。

そして、この記事を読んでいただいた方ありがとうございます。
今後とも、不器用ですが正直を貫きたい、そんな弊社をよろしくお願いいたします。